今の気持ちとか考えをまとめる為に、ブログに書きました。

最近やりたい事を見つけたような気がしていてそれに向かってちょっとづつ進んでいます。

様々なタイプの人から話を聞いたり・本を読んだり・動画をみたりしながら、自分なりの答えを探している最中です。

でも、話を聞けば聞くほど動画を見れば見るほど思考の迷宮に迷い込んでいるのも現状です。

様々な意見があって様々な答えがある。

「答え」と言ってしまうとニュアンスが違うのかもしれないのだけど、皆それぞれの思いがあって日々を過ごしている。

最近になって思考の迷宮から抜け出せる一筋の光が見えてきたような気もするし、しないような気もするのですがその光は僕の中での答えであって欲しいなと思ったりもしています。

その光は「教育」という名前です。

ヒントをくれたのが尊敬する理容師のかたで、後藤新平という偉大な先生の話をしてくれた時でした。

お話の中で後藤先生の名言を教えて頂き、現代にも通ずる教えがあります。

「自助・互助・自制の精神」

「金を残して死ぬのは下だ。事業を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬのが上だ。」

「一に人 二に人 三に人」

などです。

先生は、この世を作っていくのは人であるとの考えから優秀な人材を作り生かしていくことに尽力しており、この人間本意主義に基づいた教員の教習所も創設しているそうです。

僕は、フリーランスに転向した際に「自由な働き方が出来て良いじゃん」とか「縛らなれないってさいこー」とか思っており、むしろフリーランスを広めたらもっと面白い事になるんじゃないのかな?と考えて、いろんな方に推奨していました。

無くなった祖母にも「誰が為に生きなさい」と散々言われていたので、フリーランス推奨がそれであると信じ込んでいました。

ですが、ある日それはただの思い込みだということに気がつくこととなりました。

その「自由」や「楽しさ」は利己的な生き方に繋がっているのではないのかと感じ、それはひと時のまやかしや快楽・怠慢でしかなく、10年後や20年後も続くはずがないと直感も感じました。

もし仮に偏狭で一人暮らしをする場合だったらなんの問題もないと思いますが、普通に社会で暮らすには全くもって良くない。

今僕が使っているパソコン、ブログを書くため座っている椅子、飲んでいるコーヒー、その他もろもろは”誰かが誰かの為に作られたもの”決して自分だけのものではないのです。

社会問題にもなっている老後2000万円に関しても「若い子の人口が少なく自分たちが貰えるお金も少なくなるから自分自身でどうにかしましょうね」という話で、「子供を沢山産んで増えれば、自分たちが負担する割合が減るから頑張りましょう!」という話は僕の中で違和感になりつつあります。

確かに自分たちが払ったお金が戻ってこないのは嫌ですが、若い世代の子達に負担をさせるのではなく、そこにもっと投資をして働きやすい環境や生産性のある環境を作ってあげる方が大事なのではないのか?と思います。

その働きやすい環境を作る際に「自分は何が出来るのだろうか?」と考えると、フリーランスを推奨するのもあながち間違ってはないと思いますが、その先にこそ答えがあると理解しました。

フリーランスという働き方はただの通過点であり答えではない。

確かにフリーランスで労働環境に幅は広がりましたが、基本的には自分一人なので成長もしなければ次の世代になにかを伝える事もなくただひたすら一人。

技術の成長は様々なコンテンツがあるので独学で学べますが、心と精神の成長は独学や一人では学べない。

だって一人なのだから。

仕事楽しい!と感じて美容師をしている人の方がマジョリティーたと思いますが、一人で気ままに働いている美容師は”その好きな美容業”に対しての恩返しを忘れているのではないのかと思います。

「お客様に満足してもらっているから恩返し出来ているじゃん」と思う方もいますが、それは個人の話なので違います。

美容業に楽しいをもらっているのに美容業に楽しいを返していない。

僕の考える美容業に楽しいを返すという事は、業界全体を盛り上げるという事。

美容業界を盛り上げるには若い世代の子たちが「美容師になりたい!美容師って稼げるじゃん」って思ってもらえることが必要です。

そのためのスタート地点としてフリーランスという働き方がある。

次のステップでフリーランスをどうにか集団に出来れば、美容師を目指す子たちの教育費も賄う事ができ、教育に力をいれることが可能になります。

では、この流れの中で「僕にできる事は何があるのか?」と考えた時に、少しでも皆が稼げる仕組み作りを展開するのが楽しそうだなと思いはじめました。

「楽しいと感じる事を全力する」は僕の中でとても大切にしており行動理念です。

このような思いがあり事業を展開という答えに行きつきました。

この考えが間違っているのかもしれませんし、どうなっていくのかもわかりませんが、僕は自分よりも若い世代が楽しく働けるような業界にしたいです。

その為には、自分や今も頑張っている美容師たちがもっと生産性のある働き方が出来つつ、後継者問題が改善できるような事業になれるよう日々ブラッシュアップしております。